染一会いろいろ「お客様写真集」

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くちなし色に薫る、単衣の装い。

 6月もそろそろ終わり、単衣の季節から夏姿に移り変わる頃、素敵なお客様をお迎えいたしました。

 単衣仕立ての江戸小紋
 くちなし色「牡丹唐草」文様をお誂え下さいましたM様です。
 ※画像はクリックやタッチで拡大しますのでアップで文様をご覧ください。
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 やさしいクリームベージュのくちなし色は、柄目が立ちにくいのですが、よぉく見ると「牡丹唐草」の可愛らしい文様が良くわかります。
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 牡丹の花は春の花、でも江戸小紋の幾何学文様では季節を気にせずお召し頂けます。むしろ「くちなし色」は単衣の季節にとてもオススメの色です。ライトの加減で、ピンクベージュに見えたりクリームベージュに見えたり、雨の中に咲くクチナシの花からは、ほんのりとした優しい香りがいたします。
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 M様のお着物ライフは7-8年前からのこと、まだお着付け教室に通われていらっしゃる頃に、お教室の卒業試験のお着物を誂えに来て下さったのがご縁で、長いお付き合いをさせて頂き誠にありがとうございます。
 その間に、お嬢様もご子息様もご結婚され、お孫さんもお二人に、そしてこのほどはM様ご自身も長年勤めてこられたお仕事の定年退職を迎えられ、いよいよこれから新しい人生の始まりです!

 とてもチャーミングなM様は、会社でもご家庭でもたくさん愛される人気者。早くにご主人様を見送られてから、お仕事をなさりながら、お父さん役、お母さん役、お一人で何役もこなしてこられたM様、本当はたくさんの辛抱や、想像を超える頑張りをずっと続けてこられたに違いないのに、なのにいつだってふんわりとした可愛らしい笑顔とゆるやかな空気感で周りの人を癒して下さいます。「牡丹唐草」の文様はそんなM様にとても良く似合います。

 この日はもう6月後半ということで、帯まわりは夏支度。絽ちりめんの染帯「撫子」に市松模様の絽の帯揚げ、帯締めをあわせて、はんなりとしたコーディネートが美しいです。
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 これまで多くの大役を果たされてきたM様ですが、この春からは、今までできなかったお稽古事や美術館めぐり、行きたかった旅や、お家での手芸や、やりたいことがいっぱい!もちろんお着物でのお出かけも自由自在になりました。とはいってもまだまだお孫さんにも手がかかるお年頃、何かとヘルプ依頼も多いのよ、とのことで、それはまたきっと楽しいひと時と存じますが、ぜひともご自分時間もうんと楽しんで頂きたいです。

  M様の第二の人生も変わらずいつだって、今回のお着物「牡丹」の花のような、穏やかな笑顔に包まれる日々でありますように。

 今まで色々とお求め下さいました、お着物や帯も、これからはうんと出番が増えることと思います。ぜひぜひまた元気にお出かけ下さいますのを楽しみにしております。


 
*お知らせ* 
 お店では、お客様おあつらえ写真集にご登場頂けますお客様をお待ちしております。
 どうぞぜひ、おあつらえ下さいましたお着物で、遊びにいらして下さいませ!!
 または、ご着用のお写真をお送り下さいましても嬉しいです。
 (お顔NGの場合はそのようにさせて頂きますのでご安心を)
 楽しみにお待ち申し上げております   
by someichie | 2016-06-28 13:36 | お客様のお誂え写真集 | Trackback | Comments(0)

情緒たっぷり夏姿~シケかすみ染の夏着物

 蒸し蒸しした梅雨のど真ん中でございます。
 雨が降ったり止んだり、カラッとした晴れ間が待ち遠し頃でございますが、この度は、とっても爽やかな風を運んで来て下さったお客様をご紹介いたします。

 夏ひとえの小紋「シケかすみ染」の着姿をご披露下さいましたR様です。
 (画像は拡大しますのでクリックやタッチをしてください)
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 当店では、江戸小紋についで人気のある「シケかすみ染め」。

 しけ染めは大正時代に生み出された友禅の技法の一つです。櫛状にそいだ「しけ刷毛」で繊細な縞柄を染め付ける技法で、織り縞とは違った優しさが魅力です。
 職人さんがフリーハンドで線を引いて染めていきます。長い反物をタテにしけ引きすることは熟練の職人さんでも大変に難しく、また熟練した職人さんの数は今では希少となっています。
  「シケかすみ染」はシケ引き染の技術を用い太さの違う刷毛を重層的に重ねてぼかし染のような奥行きをつくり完成形を模索しながら染め付けていきますそのため、あらかじめ完成形が決まっているものとは異なり、職人のセンスも必要な仕事です。仕上がった作品は、どれも一つ一つ染め具合が異なり、まるで芸術作品のようでもあります。


 お召し頂いているのは、単衣~夏の季節の生地「天の川」に染めたタテシケのかすみ染め小紋です。
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 爽やかなペールグリーン系の色味を重ねて染めたシケかすみは、この春、染上がりをご紹介してすぐにひと目惚れを下さいました作品です。汗ばむ季節には微妙なニュアンスの寒色系の色、細やかな縞が集まって、ストンと落ちて風に揺れる、情緒たっぷりの風合いがとても良く馴染みます。

 また「天の川」の生地は、蒸し暑い季節にもサラサラとした感触がたまらなく気持ち良くて嬉しいです!なんて感動のご感想も頂戴いたしております。
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 お客様のR様は、数年前から伝統工芸、ことにお着物の世界に大変な感銘を受けられて、これはちゃんと後世に残して行かなくてワ!そんな深い思いを抱かれたことがきっかけで、このところはずっと日々お着物生活をなさっていらっしゃいます。お母様やお祖母様もお着物好きでいらっしゃったことから、ご自身もお若いころから着物に親しまれていらっしゃいましたが、日々お着物生活を始められてからは、職人さんの技術や染織りの歴史にもご興味を持たれて積極的に見聞を広げられていらっしゃいます。

 それに、何しろ何しろ、お着物が大大大好き!でいらして下さるR様。お着物関連のお買い物はシチュエーションにあわせて、お誂えはもちろん、ネットやリサイクルなども幅広く上手にご活用をされていらっしゃいます。なので、気負わず気楽な家族のお出かけ、ちょこっとお洒落して美術館、TPOにあわせたお着物選びも大いに楽しまれるお着物通でいらっしゃるのです。

 後姿、お着物の着こなしも板について、とっても色っぽいです!!
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 そして、この日の帯留めはお手製のガラス細工です。季節にも、帯のテイストにも、とても良くマッチしていて、帯留めを添えるとお洒落度がうんとアップいたしますね(o^^o)
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 ホントはうっかり撮影させて頂くのを忘れてしまったので残念なのですが、この日のR様のネイルもとても素敵でした。お着物のお色にもとても良く似合う素敵なキラキラネイルだったのに、ご紹介できないのがとても残念(ーー;)。。何しろお着物コーディネートは細部まで楽しむことのできる究極のお洒落でもありますので、小物使いのみならず、お化粧やネイルまで、あれこれ工夫するとうんとうんと奥の深いお洒落が楽しめますね。

 そうそう、なんとR様のお嬢様は現在芸大の大学生さんでいらっしゃいまして、実は、染織を専攻していらっしゃるとのこと、お母様の影響で日頃から素敵な染織物にかこまれて育ってこられたおかげかな(^_^)最近制作されたお着物は、糸を染めて、お嬢様が機を織られた逸品ものでございます。この度は、こちらのお仕立ても承りました!秋にはお嬢様の作品をお召しになられたR様の着姿もとっても楽しみでございます。もちろん、お嬢様の未来も☆彡
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 R様、この度は足元の悪い中、素敵な着姿をご披露下さり誠にありがとうございます。また、可愛らしいお嬢様方にもお会いできて大変嬉しく存じます。お着物には悩ましい雨の季節でございますが、また雨の止み間にも、ぜひお訪ね下さいませ。お会いできますのを、いつも楽しみにお待ちしております。


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 (お顔NGの場合はそのようにさせて頂きますのでご安心を)
 楽しみにお待ち申し上げております   
by someichie | 2016-06-23 14:42 | お客様のお誂え写真集 | Trackback | Comments(0)

ご友人の結婚式に~心を込めた装いを!

 梅雨入り前の5月、ご友人のご結婚式にお出席されたお客様から素敵なお写真が届きました。
 
 珊瑚色「行儀」文様江戸小紋をおあつらえ下さいましたK様です。

 
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 ご結婚式は5月の佳き日。
 K様がご来店下さいましたのは、今年の3月下旬。5月の友人の結婚式にぜひ江戸小紋を着たいです。
 以前からお着物が大好きでたまにお袖を通したりなさっていてお着物に馴染みのあるK様は、大事なご友人のご結婚式には誂えたお着物で出席しよう!そうお心に決めてご来店下さいました。

 しかし実は、江戸小紋のお誂えは、染めとお仕立てに、それぞれ早くて1ヶ月、あわせて最短でも2ヶ月以上を頂戴しております。そのため、それではそれでは、とっても急がねバ!
 そして、即断下さいましたのが、今回の「珊瑚色、行儀文様」でございます。

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 行儀文様は、江戸小紋三役の一つ。紋をいれると略礼装としてお召し頂けるお着物ですが、今回は納期がギリギリということで、紋入れは後日に。大丈夫、ご友人のご結婚式には紋付でなくても、江戸小紋なら十分に格のある装いが可能です。

 珊瑚色は、とても美しいサーモンピンク色です。K様にはお顔うつりもとても良くて、フォーマルシーンにも大変華やかで、この日のお式ではご同席の皆さまに大評判だったとのことで、私もとっても嬉しいです。
 あわせて頂いています帯は格ありの袋帯、K様のお手持ちの大事な帯です。重ね衿もコーディネート頂いて、上品でファーマルシーンにふさわしい素敵な装いになりました。

 実はK様は、日頃はバリバリ働くキャリアウーマンさんです。なのに、とってもお忙しい時間の中から、マラソンや登山にも果敢に挑戦されるアクティブな女性です。それはもう、いつお休みなさるんですか?なんて不思議に思うほど、深夜まで働き翌日山登り!とか・・・(^^;) たまに山歩きをする店主ですが、とてもとても、真似できないエネルギッシュなK様です。

 さらに、お聞きすると、今回のお式のために、リングピローを製作されたことを機に、近ごろは和裁やつまみ細工も楽しまれるようになられたとのことで、お写真の髪飾りもお手製のつまみ細工の作品です。

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 ご友人のためにリングピローを作られるなんて、これまたとっても素敵なお話ですね。新郎新婦様、心のこもったピローの上で光る指輪の交換を終えられて、きっと末永い幸せを確信されたことと思います。

 今年の夏の浴衣はご自身でお仕立てされる予定とのこと、和裁はお忙しい毎日のストレス解消にもなっているとのことで、やはりスゴイです。できる女性はストレス解消も前向き!ぜひ、見習わなくてはいけないな、と思いますが・・・(^^;)。
 力強い優しいパワーをおすそ分け下さいましたK様、この度は誠にありがとうございます。おすすめ頂いた山たちも、ぜひそのうち歩いてみたいと思います。

 皆さまも、家事にお仕事に、お忙しくお過ごしの毎日と存じます。少し息抜きしたい時には、ぜひお着物にお袖を通してみてください。柔らかな絹の風合いは、きっと、気持ちの良い癒しを感じさせてくれることと思います。


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by someichie | 2016-06-07 13:11 | お客様のお誂え写真集 | Trackback | Comments(0)