染一会いろいろ「お客様写真集」

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おあつらえ「文様」 トップ3

 お店をはじめて1年半が過ぎました。
 江戸小紋のおあつらえ!
 こんなちっぽけなお店ですが、今まで沢山のお客様に「おあつらえ」のご注文を頂いてまいりました。
 夕方からどしゃぶりの雨の今日。
 暇にまかせて、ふと、今までどんな「文様」のご注文が一番多かったのかな?なんてことが気になりまして、調べてみました。

 そんな1年半ぐらいでどうなの~!?というご意見もあろうかと思いますが、“のれん”が続きましたら、2年め3年目で、またお知らせしますので・・・とりあえず^^v

 発表しま~す。

 第一位:やっぱり『鮫(さめ)』文様 
 今までのお誂え総数に占める割合は、なんと30%です。
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 ということで、本日、ホームページの“文様のお話第2回”ではこの「鮫文様」のお話をアップしました。
 こちらからご覧ください^^

 第2位:『植物』文様
 今までのお誂え総数に占める割合は、20%です。

 植物の文様は多種多様にありまして、「梅」「桜」「菊」「松」・・・その他「唐辛子」まで含めますと、とっても沢山の種類の柄をご用意しています。

 1年半ぐらいの間には、同じ柄を注文なさる方はまずないだろう~なんて、思いましたけど、いえいえそんなことはございません。

 こちらの「地落ちの“梅の花”」大変人気がございます。
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 しかしながら、この「地落ち」というのがクセモノで、
模様の輪郭の外側がとっても細かい点々で埋め尽くされていて、染めると模様の部分が地色に染まって浮き上がるという、「型紙彫り」も「染め」も大変難しい技術を必要とします。
 とっても可愛らしい柄ですが、江戸小紋の高度な技術で描かれる通好みの柄でもあります。

 第3位:なっなんと『万筋』文様
 今までのお誂え総数に占める割合は、12%です。

 大変貴重な型紙で、とても高度な染めの技術を要する、江戸小紋の最高峰の一つです。
 伊勢型紙を手付けで染めた『万筋』は、プリントの『万筋』とは全く異なるものです。

 詳細はこちらをクリック! (バックナンバー「万筋」)にて

 お店に一反分染め上げた「万筋」がある時には、お客様にもお着付けさせて頂いています。多くの方が息を飲まれる、とっても自慢の逸品です。
 でも、ちょっとお値段が他のとは比べモノにならないぐらい高価なので、“いつかは・・・万筋”(かなり古いCMコピーでスミマセン^^;)とお話しています。

 先日ご紹介頂いた、近藤ようこさんの漫画エッセイ『着物いろはがるた』の中でもご紹介しています。
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 言葉でぐちゃぐちゃ言うよりも、本当はお手元でご覧頂くのが一番!
 今なら何色かお店にございます。
 宜しければ、身にまとうだけでも、まとってみませんか?


 以上がナンバー3です。
 その他は、4位:幾何文様、5位:大小あられ文様、6位:道具文様、7位:通し、行儀文様、8位:自然文様、9位:吉祥文様となっております。




 さてさて、当店では、お客様だけの色柄をご希望の方には『お試し染め』2週間、そして一反を染めるのに3週間(万筋は2ヶ月)お仕立てをご希望の場合はさらに3週間トータルの「フルコース」ですと、およそ2ヶ月(万筋は3か月)を頂戴いたします。

 夏の間はお店は暇!だと思いますので (「いつも暇そうじゃん!」って、そんな・・・emoticon-0145-shake.gif ) emoticon-0136-giggle.gif とっ、とにかく!いつでもゆっくり色柄のご相談をうけたまわることができます。 
 暑い毎日ですが、お店の中は冷えております。
 ゆるゆると色々ご検討なさいませんか?

 お目にかかれますのを楽しみにいたしております^^v
by someichie | 2009-07-27 17:07 | 江戸小紋の文様 | Trackback | Comments(0)

『着物いろはがるた』

 『着物いろはがるた』を読みました^^
 漫画家で着物好きの「近藤ようこ」さんの、最新の漫画エッセイです。
 前作の『あしたも着物日和』から、さらに深く掘り下げられた実に素晴らしいご本です。
 当店が登場させて頂いているからというわけではなく、本当なんですよ!!
 何しろ専門知識も豊富で、恐らく業界の人でも、頭が下がる思いではないでしょうか!?
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 絹のお話では、 「日本の絹は絶滅危惧種」というくだりから、ようこさん何と!お家で養蚕体験もなさったという…。すごいです。でもカイコちゃん、とてもカワイイみたいです!私の父も若いころ、養蚕試験場で働いていたようなので、ちょっぴり身近^^;

 でも、今では純国産の日本のカイコちゃんはほんのわずか。高価で貴重なものになっています。日本の養蚕はこのままではなくなってしまいそうな・・・さらに、染め織りまでコストの安い海外生産にシフトしそうな昨今です。
 当店の白生地も日本のカイコちゃんではありません・・・が、糸の選別や織りは日本の技術です。


d0138852_13215645.gif 当店のこだわる伊勢型紙や手付けの技術も、後を継ぐ人が少なく高齢化してきています。もはや絶滅危惧種です^^;

 でも、日本の歴史風土に根付いた、日本人のための着物の素材や技術が、どんどん滅びゆくことは、なんとも忍びない悲しいことです。。。お店に着付けに来られるお客様には「着物は着たいけど安いプリントやポリで十分です」という方も少なくありません(涙

 でも!着物にご興味をお持ち頂けるなら、ぜひ、せめて一枚ぐらいは、私たちの先人たちが培ってきた技術や文化もひっくるめて身にまとってみましょう~よ^^v

 そういう意味でも、このご本は、とても勉強になる素敵なお話がたくさんあります^^v
  

 また、その他にも、着物にまつわる色々な知識が散りばめられていて、ちょっと身につまされたり、へぇ~って学びがあったり、クスって笑ってしまったり。。。

 着物を「脱いだ後どうする」とか、「ルールのゆらぎ」、それに「美術館って着物向き」などなど、他の人はどうしてるの?とか、どう思うの?とかを、見たり聞いたりできるのは、まねしたり、安心したり、うれしいですね。
 「仕草をきれいに」など、あ~昔むかし母にフスマの開け方を何度もやらされたなぁ~、う~ん、なるほど。
 
 ちょっと、かなりおすすめ本です!!本当に。 
 何度も申しますが、決して当店を載せて頂いているからというわけばかりではなく・・・emoticon-0144-nod.gif

 それで、その当店が登場させて頂いているページなのですが、「江戸小紋」のページは全5ページ!
 いやぁ~実は、私が取りとめもなく話した伊勢型紙のことも、お店のことも、お誂え体験も、とっても簡潔にわかりやすく描いて下さってます。
 うちのホームページよりもわかりやすいかも!?^^;
 
 ほんのちょこっと。。。
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 このご本、早速アマゾンでも発売しているようです!
 ご興味がありましたら、ぜひ~! (こちらクリック)

 ところで、近藤ようこさんも「兎」好きとのことで、ちょっと嬉しい(えっ?またどこに反応しているのやら^^;)
 でも今のところ、当店がご用意している柄の中には「兎柄」がないのです(涙)
 いつかきっと、お店も成長する頃には、大人の兎柄を・・・。

 最後のページはスタイリスト大久保信子先生のお話でした。
 ちょこっとだけ~抜粋~

 ようこさん「最後になりますが、今40代50代で着物を始める人が多くなっています。
        そういう人たちへのアドバイスをお願いします」
 先生「そうですね、シンプルな小紋をまず一枚・・・紬もよいけど小紋のほうがいろいろなシーンで着られます。
     儀式にも着たいなら江戸小紋を、そうでないなら柄の大きな小紋・・・でもシンプルなものをね」

 
 あっ、また都合の良いところだけ!?
 い~え、いえいえ、そんなことは決してございません。 いや?ちょっぴり^^

 夏休み!ぜひ、ご一読くださいませemoticon-0100-smile.gif
by someichie | 2009-07-19 14:53 | 江戸小紋のお誂え | Trackback | Comments(0)

“勝手にモデル”Sさんのお誂え

 2009年夏のホームページ・トップイメージは、S様の後ろ姿でした。
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 しばらくの間は、当店のサイトはSさんの後姿ではじまりです^^v

 Sさまの「お着物の柄はなんでしょう~!?」
 ちょっと近づくとこんな感じ。
 細かいドット柄のように見えますが・・・
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 もっと近づくと、柄が良くわかります。
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 縞の間に節がドットのように描かれている 『木賊(とくさ)』 という柄です。
 「木賊(とくさ)」という植物をご存じですか?
 腰ぐらいの高さのこんな植物です。
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 まっすぐ上にヒュンヒュンと伸びて、一年じゅう緑を絶やさず毅然とした美しい植物です。
 当店の色柄見本では、「浅緑色」でご用意しています。
 (ホームページではこちら)
 でも、今回のSさまのお誂えは「夏の着物はシックな色が好みです!」とのご希望にお応えして、グレーと焦げ茶を混ぜたようなクールな地色で仕上げました。
 この日の帯は、白地にシンプルな幾何学模様の絽綴れの帯でした。
 なるほど~とっても涼しげです。

 実はSさま、袷の鮫小紋には、「珊瑚色」をお誂え下さいました。
 桜色のピンク系がお好きで、それがまた良くお似合いで、しなやかでとても愛らしい方なのですが、「夏はピンクは着ません」ときっぱり、すっきり!
 思い切った無彩色にしたことで、なるほどキレがあって、気もちの良いヒンヤリとした涼しげな着物に仕上がりました。
 それに、仕事もお稽古も何でもきちんとやり遂げられる、“カッコかわいい”Sさまの雰囲気にぴったりです。
 春の珊瑚色から、夏のクールな木賊柄へと、Sさまの新たな一面を拝見できて、またまた楽しい時間でございました。“勝手にモデル”ご協力ありがとうございましたemoticon-0100-smile.gif


 
 江戸小紋のとっても魅力的な醍醐味は、
 色柄を変えるだけで幾通りもの自分を、(いつもは内に密やかに眠っている顔さえも^^)演出することができるということです!

 どなたも、一緒にいる人、場所、場面、季節などにあわせて、色々な顔をお持ちになっていらっしゃいます。
 今度はどんな色?どんな文様で、どんな自分を魅せようか?なんて・・・とりあえず想像するだけでも楽しい江戸小紋。 

 お店では、とってもたくさんの色柄見本をご用意しています。
 お顔にあててみたりして、色々想像を巡らせてニンマリ、楽しんでみませんか?

 暑い毎日ですが、お店はちゃんと冷えています。
 ぜひ一度、散歩の途中に涼みがてらに、ゆっくり遊びにいらして下さいませ。
by someichie | 2009-07-13 18:46 | お客様のお誂え写真集 | Trackback | Comments(0)

絹紅梅☆天の川☆彡

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 今日は“七夕”です。
 お天気に恵まれた七夕の日、素敵なお客様がいらしてくださいました^^

 昨年染めた、絵羽柄の絹紅梅、『天の川に波』をお誂えくださいましたNさま!
 七夕の日に『天の川に波』をお召し下さって、お出かけの帰りにお寄り下さいました。
 今日この日に、なんて粋なお心遣い・・・いつものようにピョンピョン、うるうるデス。。。
 それにしても、とってもお似合いで、真夏の着物美人!さりげない仕草も美しいです。

 私はいつも、お客様にお召し頂く前の反物を見て過ごしていますが、こうやって着て来て下さると、それまでとは違ってはじめて目にする着物のように、とっても惚れぼれとします。 着物はやっぱり、お召し頂いてはじめて、生き生きと輝きはじめるのだなぁ~と近頃つくづく思います。

 Nさま今日は、白の絽綴れの帯に、江戸切子の帯留!
 うわぁ~とても涼しげな調和美です♪
 七夕の日に星くずの中を舞い降りた天女のようです☆彡

 梅雨の晴れ間の七夕の日!
 今晩は織り姫と彦星も、きっと雲の上で再会を果たすことができていますよう
 何かとっても爽やかな良いことがやってくる気配のする^^嬉しい嬉しい七夕の夕暮れでした
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by someichie | 2009-07-07 00:00 | お客様のお誂え写真集 | Trackback | Comments(0)